土曜日, 11月 04, 2006

第14回:おしらせと連立方程式について

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やさしく数学を
第14回 1.メーリングリスト解説のお知らせ。
2.数学関連ホームページご紹介
3.リンク募集
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皆様、こんにちは。
今回は、おしらせ+「連立方程式」についてです。


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1.メーリングリスト開設のお知らせ。

この度、メールマガジンとは別に新たにメーリングリストを
作成しました。

#メーリングリストとは?
#一言でいえば、閉じたグループの中でメールの交換をするのに
#便利なシステムと言えばよろしいでしょうか??

私としては、前回発行したメルマガのようなリアルタイムなニュース的な話題の
提供の場、そして、最近の教育について語れるような議論の場にもしたいと考えて
おります。
理系離れについてとか、学力低下とか週休2日制問題とか、家庭教育と学校教育等々
なんかで盛り上がれればいいかなと思っております。

もちろん、数学をこういう風に教えればいいのにというような観点の
議論も出てくればいいかなとも思ってます。

もちろん、入会・脱会は自由です。(もちろん参加費も無料です)

まだ、手探り状態ですので皆さんでこのメーリングリストを形にできれば
いいかなと思ってます。皆様のご参加をお待ちしております。

また、もっと気楽に読者さん同士でもっと気楽にコミュニケーションを
取れる場にもしたいと思っておりますので、皆様の参加をお待ちしております。

★参加方法
下記のようにメールを送信して下さい。

宛先:majordomo@ml.246.ne.jp
件名:未記入
本文:subscribe ml-math

無事登録が完了すると下記のようなメールが送信されます。

> --
>
> Welcome to the ml-math mailing list!
>
> Please save this message for future reference. Thank you.
>
> If you ever want to remove yourself from this mailing list,
> you can send mail to with the following
> command in the body of your email message:
~以下略

もしも登録アドレスを指定したい場合(無指定の場合は送信アドレスが登録)

宛先:majordomo@ml.246.ne.jp
件名:未記入
本文:subscribe ml-math takes@02.246.ne.jp

のように送信して下さい。

脱会は上記本文の
subscribe を unsubscribe に変えればOKです。

また、一般的な注意事項として本メーリングリスト投稿時には、普通のメールと
同じように自分のメールアドレスが参加者全員に知られることになります。

参加者内に悪意ある人がいないことは信じておりますが、
慎重を期したい場合は、フリーメール等のアドレスを使用するのも
いいかと思います。

登録方法が分からない場合は、私まで直接メールくだされば
直接私のほうで登録いたします。

また、本メーリングリストはイッツコミュニケーションズ(旧246ネット)
のものを使用しております。詳細は下記にも説明があります

http://home.246.ne.jp/support/list/mlcmd.html

{magclick}
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2.ホームページ紹介

このメールマガジンの読者のある中学の先生からメールを頂きました。
今回は、そのホームページを紹介します。

教室の授業を会話形式で行っております。
比較的、初心者向けに書いております。
中学生の授業を思い出してみたいという方は、遊びに行って見て下さい。

●中学校の私の数学
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mathu33/

これだけで、終わるのもなんなのでちょっとコメントを追加しましょう。
上記ホームページの「連立方程式」に、下記のような問題があります。

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Aさんがノート2冊と鉛筆5本買ったら640円でした。
Bさんは同じノートと鉛筆を3冊と4本買ったら680円でした。
さあ、ノート1冊と鉛筆1本の値段はいくらでしょう。
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数学の感性で何が大切か?数学を通じて何を学んで欲しいのか?
といえば、その中の一つに

・与えられた情報を膨らませることができる能力を養う

というのがあります。
これは、

・言われたこと以上の事、指示された以上の事を行動する能力を養う

とも言い換えることができるでしょう。

言われたことだけをやるのならロボットだってできます。
人間が仕事をするということは、このロボットではできない「能力」に
魅力があるのです。

話戻って、

「ノート2冊と鉛筆5本買ったら640円になりました」

という情報から例えばどういう情報が得られるでしょうか。

ノート2冊と鉛筆5本買い、その後、すぐにもう一度
ノート2冊と鉛筆5本買った場合らどういう事象が起こるかというと

「ノート4冊と鉛筆10本買ったら1280円になりました」

となる。これは上記情報から派生して出てきた、新しく分かったことです。

さらに、またノート2冊と鉛筆5本買った場合は、

「ノート6冊と鉛筆15本買ったら1920円になりました」

となる。

また、もうひとつの情報

「ノート3冊と鉛筆4本買ったら680円になりました」

ということから、同様に

「ノート6冊と鉛筆8本買ったら1360円になりました」

ということも分かるだろう。

次に、いままで導き出した条件を2つ並べてみる。

「ノート6冊と鉛筆15本買ったら1920円になりました」
「ノート6冊と鉛筆8本買ったら1360円になりました」

今度は、

ノート6冊と鉛筆15本買った後に、
ノート6冊と鉛筆8本を返品したらどんな状況になるんだろう??
と考えてみる。

すると、手元には鉛筆が7本残って、560円使った事になる。
(1960円使って1360円戻ってきた状況に注意!)
つまり、

「鉛筆7本買ったら560円になりました」

ということが言えるわけですね。
ここから、1本あたりの単価が出せるわけで、

「鉛筆1本買ったら80円になりました」

ということが言えるわけです。

このように、数学では与えられた条件からいろいろ想像を広げていく
という行為が大切で、そういう訓練ができるのが数学なんですね。

また、上記で「ノートを6冊」にあわせた部分は、「最小公倍数」
という概念を利用している事には注意しておきましょう。
(これを知っていると鉛筆1本の値段を求めるときに近道が分かるように
なります)

ちなみに上の操作は、「連立方程式」と呼ばれる(中学生のときに習う)
ものですね。連立方程式という言葉だけに惑わされ、難しいとか思わずに、
これは実に簡単なものであるということは納得してもらいたいです。

これを読んだあとにででも上記で紹介したページ

●中学校の私の数学
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mathu33/

で改めてもう一度、お勉強してみて下さい。